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来年度(2016年度)のゼミ④共同研究

  中瀬ゼミの活動の中心はグループに分かれての共同研究です。毎年、共通のテーマを設定して、5つくらいのグループに分かれて、それぞれのグループごとに具体的な分析課題を決めて、研究活動に取り組みます。来年度はインターネット空間での口コミの分析を基本的なテーマにします。グループごとの分析課題はこれから検討していきます。

 テレビ、新聞、雑誌などの既存のマス・メディアはインターネットの発達・普及によって大きな変化の時代を迎えています。さらに、インターネットはメディアにとどまらず、社会のあらゆる分野に変化をもたらしています。これから社会に出て仕事をしていく上で、あるいはそれぞれの暮らしに直結するものとして、インターネットの存在感は今後ますます増大していくことでしょう。

 私たちは誰かが開発したシステムを利用する立場です。便利な道具として活用できればそれでよいとも言えます。しかし、メリットとデメリットを把握した上で、適切に使えれば、そのほうがよいに決まっています。インターネット上の情報の流通や拡散には負の側面があり、近年その負の側面がクローズアップされてきています。アマゾンがいわゆるサクラのレビューに対して厳しい態度に出ているのは、そのあらわれです。

  私自身、今はまだ研究テーマの焦点を絞れていません。しかし、今の時代に取り組むべき課題としてインターネット空間での口コミ情報を選択しました。具体的な分析対象や切り口をゼミ生と一緒に考えていきたいと思っています。

by take-marupon | 2015-10-21 19:04 | ゼミの紹介