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2020年度のゼミ募集⑧&社会学演習の募集⑤ワークショップ

 中瀬ゼミのワークショップに関する確認です。

「発掘良品教えます!ネット時代のコンテンツの可能性」
日時:11月22日(金)16:20~
場所:オーバルホール(図書館三階)
ゲストコメンテーター:西田宗千佳さん(ジャーナリスト)
           竹本萌瑛子さん(インフルエンサー)

 ゼミの志望者にとっては、自分たちが来年取り組むことなので、参加必須です。今年の様子を見て、来年はどういうものがよいのか、しっかり考えてください。忘れずに、受付の用紙に名前を書いてください。出欠の確認をします。どうしても参加できない人は、その旨を事前に必ず連絡をください。

 演習の志望者も可能な限り、参加して下さい。演習は基本方針で書いたように、志望者数が分からないと選考を行うかどうかが決まりません。選考を行うことになった場合には、上記のワークショップに参加している人は、志望度が高いと判断します。参加してゼミ生の報告を見てもらえれば、人前で話すこと=プレゼンテーション能力が、具体的にどのようなものかを把握する機会になります。演習の志望者も、忘れずに、受付の用紙に名前を書いてください。

# by take-marupon | 2019-11-18 13:47 | ゼミの紹介

2020年度の社会学演習の募集④人生デザイン

 中瀬ゼミの最近6年間の卒業生の主な就職先を紹介します。全日空、全日空商事、ANAエアポートサービス、損保ジャパン、みずほ銀行、静岡銀行、ゆうちょ銀行、三菱UFJリース、JA三井リース、凸版印刷、ロッテ、富士通フロンテック、読売広告、サントリーパブリシティサービス、埼玉県庁、千葉県庁、世田谷区役所、大田区役所、東京消防庁、埼玉県警、千葉県警…

 なにせ人数が多いので、知名度の高い大手企業に入ったり、公務員試験に合格する学生がちょこちょこ出ます。予備校の合格実績と同じように宣伝効果を考えて、知名度の高い企業を並べることはできます。そうした先輩たちを目標にして、頑張って欲しいとも思います。ただし、みんながその夢をかなえられるわけではありません。別の方向性の夢を持っている人も、当然います。テレビ番組の制作に携わりたい、地域の活性化に貢献したい、収入のいい仕事に就きたい、プライベートの時間を大切にしたい、などなど仕事に求めるものはひとそれぞれです。さらには、最初に就職した会社は合わなくて、転職をした会社で活躍している人もいます。大事なことは、一人一人が自分にとっての望ましい生き方につながる仕事に就けることだと思っています。

 今年度の社会学演習は、「人生デザインの社会学」としています。2020年度はインターネット広告について考えることにしています。メディア研究のゼミという色合いを復活させました。看板として掲げるテーマは変えていますが、「人生デザインの社会学」はゼミと演習を通じた基盤となるテーマです。演習やゼミでは、自分の将来について、人生の重要な位置を占める仕事について、しっかりと考える機会をつくりたいと思っています。2020年度の演習の研究活動ではインターネット広告に焦点をあてますが、広告やメディアに限らず、幅広い仕事、様々な会社の中から、自分の進路を自分で考える姿勢を養うことにも引き続き力を入れます。

# by take-marupon | 2019-11-16 13:08 | 社会学演習

2020年度の社会学演習の募集③社会人基礎力

 演習の進め方はこれまで試行錯誤を重ねてきました。ここ数年は、前期は本を読んでその感想を一人一人がプレゼンすることを核にしています。この形式は、卒業後にどんな仕事に就くにせよ求められる「社会人基礎力」を養うことを目的としています。考え抜く力、前に踏み出す力、チームで働く力の3つが、社会人基礎力として整理されています。

 「耳学問」という言葉があります。授業は教員の話を聞くことが基本です。話を聞いて理解するわけですが、聞くだけでわかったように思っても、実はよく理解していないことがしばしばあります。本を読むことで理解は深まります。でも、そこで得たはずの知識を誰かに伝えようとすると、うまく伝えられずに困惑することがあります。人に伝えるためには、しっかりと理解する必要があるのです。本を読んで、その本から得られた知見を人に伝える行為は、必然的に深く考えることにつながります。

 聞くことは受動的な行為です。伝えることは能動的な行為です。毎回とにかく発言する機会を持つこと、誰かに伝えるために自分の考えをまとめる作業は、前に踏み出す姿勢を必要とします。自分の周りの人に、自分の考えをわかってもらうためのコミュニケーションの経験を積み重ねることは、チームで働く力につながります。

 先日、ゼミのOGから次のような内容のメールを受け取りました。
 昨日、部内全体でのプレゼン会がありました。「事例共有」という名目でしたが、私などの新入社員にはまだ共有できる経験がないためテーマの枠がフリーで苦労しましたが、なんと部長や課長を始め同じ部の先輩方から一番良い発表だった!と褒めていただけました。先輩方が驚いていて、その状況に私の方がびっくりしてしまいました!(笑)これはもう絶対に中瀬ゼミで培った力だなと実感する日々です。

 実際に社会に出てから必要とされる社会人基礎力は、大学の勉強を通じて身につけることができるのです。演習やゼミの活動内容は、その考えをもとに企画・運営しています。そのことを理解して欲しいと思っています。



# by take-marupon | 2019-11-16 12:11 | 社会学演習

2020年度の社会学演習の募集➁ネット広告の分析・考察について

 広告は私たちの生活の中に深く根を張っています。毎日の生活の中で、広告にまったくふれずに一日を過ごそうとしても、そんなことはできないでしょう。インターネットの発展と普及によって、広告が私たちの暮らしにさらに浸透するようになっています。あまりにも自然に浸透しているため、広告だとは意識しない状態で、頻繁に広告に接する形になっています。

 LINEやInstagramなどのSNSを利用するのに、お金は必要ありません。何かを調べたいときに、当たり前のようにまずはgoogleで検索するようになっていますが、そのgoogleも無料で利用できます。私たちが毎日便利に使っているサービスは、ほとんどが無料、つまりは広告収入を基盤にしたビジネスです。

 放送というメディアは、日本では、受信料を財源としているNHKと広告収入で運営している民放のビジネスが並立しています。番組の間にコマーシャルが流れることによって、民放は広告収入によって成り立つビジネスであることを常に意識することになります。

 現代社会では、インターネットを使った様々なサービスが、生活の基盤となっているのですが、それらのサービスが民放と同じように広告収入によって成り立つビジネスであることをあまり意識していないように感じています。2020年度の社会学演習では、広告が広告としての素顔を見せずに近づいてくるという問題意識を出発点にして、後期にインターネット広告について、分析・考察することを活動の軸に据える予定です。具体的な活動内容は、これから検討していきます。

 前期は、メディアの現状についての理解を深めるために、様々な新書を読んだり、番組を見たりしながら、意見交換をします。基本的な知識が不足している状態では、メディアについて分析したり、考察したりすることはできません。メディアやインターネットのアプリを消費者として使っているだけでは、その本質は分かりません。前期に基本的な知識と問題意識を共有した上で、後期に研究活動に取り組みます。 

# by take-marupon | 2019-11-12 20:58 | 社会学演習

2020年度の社会学演習の募集①基本方針

 社会学演習の説明会が12日、13日の2日間行われ、2020年度の演習生の募集が始まります。ゼミに続いて、演習で学ぶ内容や進め方、それに希望者が多かった場合の選考の方法などについて、順次、このブログで補足説明をしていきます。まずは選考の基本的な考え方についてです。

 ゼミは選択科目です。履修しなくても、代わりに設定されている完成科目を履修することで卒業単位を満たすことが出来ます。一方、社会学演習は必修科目であり、単位を修得できなければ卒業できません。その違いがあるので、募集や選考についての基本的な考えも違ってきます。

 今の1年生全員が、どこかの社会学演習に入るように、希望者が一定の人数以下の場合、2次募集を行います。ゼミの場合、希望者が少なくても、担当教員の考えで2次募集を行わない場合があります。一方、担当教員の考えで、30人を超えるゼミ生を受け入れる場合があります。ゼミは人数にかなり幅があるのに対して、社会学演習は受け入れる人数に一定の制限があって、演習による人数の違いはあまりありません。多くても20人程度となっています。

 私の場合、第一希望の人数が15~17人くらいか、それ以下の場合は選考を行わない方針です。全員を合格とします。人数が20人を超える場合、面接での選考を行う予定です。希望者が20人弱の場合、提出書類だけで選考をして面接は実施しない場合もあります。つまり、希望人数が分からないと選考をどうするかが決まりません。選考を実施するかどうか、実施する場合の具体的な方法は、このブログでお知らせします。希望者は、このブログを注意して随時チェックしてください。

 選考の方法だけでなく、研究テーマや進め方の説明の記事を順次上げていきます。それらを読んで、希望するかどうかの判断材料にしてください。

# by take-marupon | 2019-11-12 12:44 | 社会学演習